{ 保育園給食サービス }2017.03.20

保育園の献立、研修の感想と思うこと。

From kitchenでは、小規模保育園、企業主導型保育園への自園式給食の立上げ、献立作りをしています。また、各自治体による帳票の作成もしています。

保育園の給食室の現場で働く管理栄養士、栄養士、調理師、調理員の業務を軽減させ、こども達、園児達に美味しい給食を食べてもらうように、調理に専念してほしいと思っています。

その給食が、きちんとしたものであること。美味しいこと。温かいこと。作り手の愛情が注がれていることを給食室の調理員(給食の先生)への研修を通して伝えています。

4月からFrom kitchenの献立サービスを利用する保育園さんへ調理研修を終え、感想をいただきました。
私の考えを追記しています・・・。

・ 丁寧に出汁をとったお味噌汁がとても美味しい。「丁寧につくるものは美味しい」
そうです、そうです。ただ、給食室は時間との闘い。ゆっくりは作っていられません。
そんなときは、調理研修で時短のコツをお伝えします。お出汁をしっかりとることから研修にいれています。
From kitchenの料理教室でみなさんにお伝えしている料理のコツが満載の献立と研修です。

・ 子ども達の残食が減りました。
うれしい言葉ですね。保護者にもイメージしやすい献立を作っています。栄養価のつじつまを合わせるために合わない食材に納豆を入れて栄養価を調整したり、奇をてらった献立は作りません。好き嫌いをなくそうとして、何にでも刻んだピーマンを入れるとかはしません。
ちゃんとつくろう、美味しいごはんを食べてもらいたい。という給食室の調理さん、作り手の気持ちも伝わります。

・ 咀嚼力がつきました。
保育士の先生や保護者からの悩みで一番多いのが「噛んでいない」「丸飲みしてる感じがする」という悩み。From kitchenでは「食べる好奇心」を育てています。柔らかすぎる、形状が小さすぎるなど丸飲みしやすい状況を子どもの状態をみて、噛む大きさを考えていきたいと思っています。

「食育」という言葉がひとり歩きしていますね。
「あたためてある食事」を出せば「食育」というのではなく、その子、その子にあった「日々の食事」に気を配ることがほんとうの「食育」だと思っています。