{ 台所からの手紙 }2018.09.18

vol.044『おいちー!うれちー!たのちー!』

「まんまーー!!!!」

ご飯の時間だと分かると、目をきらきらとさせて、
遊んでいたおもちゃをぽーんと放り投げて、
突進してくるチビ。

手づかみ食べもとっても上手になって、
豪快に掴んだハンバーグを、
こぶしのおててごと、お口にもごもご運んでるね。

ママは、チビとのご飯の時間が大好きです。

だってね、チビの全身から、
おいちー!うれちー!たのちー!!!
が伝わってくるんだよ。

食べるっておいしいんだ!
自分で食べるって、うれしいんだ!
一緒に食べるって、楽しいんだ!

そう感じてくれていることが、
ママはとってもうれしいんだよ。

一緒においしく食べるって、幸せを運んでくれるね。
元気を運んでくれるね。

ママが子どもだった頃、
時々悲しくなったり、苦しくなったりしたとき、
みんなでご飯を一緒に食べていると、
なんだか不思議と気持ちが楽になったり、
元気になったりしたことを思い出します。

こんなに食べるの大好きだから、
チビはきっとあっという間に大きくなるね。

あと何回、一緒にご飯を食べられるかな。

チビが元気なときも、ちょっと元気がないときも、
ママは、一緒に、おいしいね、っていいながら
ご飯を食べていたい、って思っています。

チビとの大事なご飯の時間、
一回一回、一瞬一瞬、
大切にしていたいな、って心から思っています。

そして、チビが大人になって、家族ができたとき、
ご飯の時間を、大事に思う人であってほしいと願っています。



上田 晶子(From kitchen 自分をつくるワークショップ講師)