{ 日々の思い }2018.05.13

こどものごはん~好き嫌い~

よく聞かれます。
「こどもの好き嫌いをなくす方法は?」

「ないです」

ええ。ないです。

無理に食べさせる必要はないですし
(食べることそのものが苦痛になる)

苦手な野菜(ピーマンとかセロリとか)味のインパクトの強いものを
細かく刻んで、ピラフとかチャーハンとか、カレーとかハンバーグに入れちゃいがちですが
全部その味になって、美味しくないのでおすすめしません。

たぶん、好き嫌いの多い子のママ達は真剣に悩んじゃうんだろうけど。
でもね。
案外、いつか食べられてたりする。
大人になるにしたがって、食べられてたりするでしょ。

小さい頃は、あんなに心配していても、
こどもが高校生になって食べ物の好き嫌いを心配している親って少ないかも。
高校生くらいになると
「あー、この子、小さい頃からピーマン食べないのよね~」
ほぼ、「しょうがないわね。」って感じです。

こどもの好き嫌いは、その日の気分だったり時期的なこともあるから。

ただ、とにかく食卓には出す。
こどもが嫌いだからといってその食材を家族の食卓から抹殺しない。笑。

From kitchenが提供している保育園の給食も繰り返し給食。
こどもが食べないからと言ってその食材をやめることはないです。

淡々と。食卓には出す。
親が美味しそうに食べているといつか食べられることもあり。
食べられないまま大きくなっても、それはそれでよし。
栄養を気にしているのなら、嫌いな食材の代替えの栄養素を持つ食材もあるから
それを食べればいい。

嫌いな食材をなんとかするより。
こどもは好きなものをたくさん食べて、
ごはんを食べることが楽しい時間になって、
きらっきら元気で、パワーいっぱいでいてくれればいい。

いつか食べられる日もくるさ。
自分だってそうだもんね。

私、こどもの頃、玉ねぎ大嫌いだった。
「夕飯、食べなくていい!」って怒られて大粒の涙で泣いてた。
今、玉ねぎ大好きだもんねー。

だからね。
食べ物に好き嫌いがあるって、
どーってことないの。

つくって食べなかったら
「こんなに美味しいのになぁ~」て親が美味しそうに食べて。
「食べてみる?」って聞いて
「いらない!」て言われたら、それでおしまい。
また次回。
そんなことの繰り返し。

解決策のない答えでごめんね。

こどもの好き嫌い。
あって当然。成長の過程だから。

そういえば・・・。
昨日、お味噌の会に来た5歳の男の子。
煮たお豆は嫌いと言いつつ、
お味噌でつぶす前の大豆にちょっと塩をふったら食べてた。

場所が、変わったり。
誰かがつくってくれたりしたら。
案外食べたりするもんだよ。

From kitchenの料理教室がそんな場所になってくれれば
うれしいなと思っています。