{ 台所からの手紙 }2013.04.06

Vol.024 一緒に「あーん」

きみたちは、小さい赤ちゃんのころは、
お母さんのおっぱいだけがごはんだったね。

少し大きくなって、離乳食を食べるようになったとき、
お父さんがとってもうれしそうだったよ。

それはね、きみたちにごはんを食べさせてあげることが、
はじめて出来たからだと思う。

「あーん」と言いながら、
お父さんの口も、あーんって開くんだよ。
いっぱい食べてほしいっていう気持ちだね。

今、きみたちは、
小さい妹に離乳食を食べさせてあげるのが、
とってもうれしいんだよね。

ときには、
「自分が食べさせたい!」とケンカすることがあるけれど、
それほどしてでも、自分が食べさせたいんだよね。

実はね、お父さんもお母さんも、同じなんだよ。
だって、ものすごくかわいいものね。

ちょっと前に、
「あーん」と食べさせていたきみたちは、
ずいぶん大きくなったね。

小さい妹も、すぐに同じものを食べるようになるね。
これから5人で囲む食卓がとっても楽しみだよ。