{ 女性のからだとごはん }2019.11.12
気持ちの面だけでなく、月経開始の3~10日前から始まるさまざまな心身の不快な症状を、PMS(月経前症候群)といいます。(月経前緊張症とも言います。)
PMSが起こる原因には諸説ありますが、排卵から生理へとホルモンバランスが変化する時、身体はその変化に対応しきれず心身が不安定になり起こるという説が一般的です。
頭痛やむくみ、胸の張りなど、身体と心に現れる症状を合わせると、200以上もあると言われています!
PMSは18歳~40代半ばまでに現れるものとされており、20代では胸の張りなど身体の症状が強く、30代では身体の症状に加えてイライラなどの心の症状に苦しむ女性も多くなります。
生理のある女性は生理周期の中で、エストロゲンとプロゲステロンの主に二つのホルモンに支配されます。エストロゲンは女性らしさを作る美のホルモン。生理後に肌の調子が良くなるのは、このエストロゲンの働きによるものです。
そして、自律神経のバランスを整えたり、気分がよくなる事は、脳の働きにも関係しているそうです。
一方で、プロゲステロンは妊娠を助ける母のホルモン。排卵後は妊娠をしているかもしれない時期なので、着床を助け、体温を高く保つために食欲が増したり、水分を取り込もうとするためにむくみやすくなります。
家族に八つ当たりをしてしまったり、振り返ればなんであんなにイライラしていたんだろう?と思う事はありませんか?でも、自分の事を責めないで下さい。
PMSは、女性ホルモンが活発に分泌されている証拠でもあります。
自分のホルモンは正常に働いている、という安心材料にしてほしいと思います。
PMSの時期は自立神経を整えるために運動がおススメです。血流が悪くなりやすい時期ですので、疲労が残らない程度にウオーキングをする、歯磨きの時間はつま先立ちをしてふくらはぎの筋肉を鍛える、デスクワーク時には肩を大きく回す、といった簡単な運動を継続する事でも、むくみや冷えの改善に繋がります。
私は、カレンダーにおよその生理前から生理中の期間を記入しています。
家族にも不調のサイクルを知ってもらえた方が気持ちが楽になる感覚がありましたので、「この時期にはこういった症状が出るので、こうしてほしい。」といったように、具体的に伝えておくと異性にも理解してもらい易いと思います。一人で抱えこまずに、「共有して知ってもらう」事が大切かなと思います。
そして、PMSの期間は重大な決断を避けた方が良さそうです。
イライラしたり、集中力が低下しやすいので、いつものような判断が難しい時期と言えます。生理がスタートし、気持ちが落ちついたら改めて考えよう、でOKです。仕事やプライベートの用事は可能な範囲でスケジュール調節をする事で、PMS期間を心地よく過ごして欲しいと思います。
生理前に辛い症状が現れた場合は、まずは手帳に書いてみましょう。
今日はいつもより落ち込みやすかった、普段なら何でもない事に、無性にイライラしてしまったなど、自由に書いてみて下さい。自分ではなかなか解決しない場合は、産婦人科や女性外来で話を聞いてもらうなど、医師からのアドバイスを受けるようにして下さいね。
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日比野 真里奈
管理栄養士
健康運動指導士
妊産婦食アドバイザー
乳幼児食指導士
大量給食施設にて現場管理や管理栄養士業務
高齢者福祉施設で介護予防事業や入所者様の栄養アセスメント業務
病院にて栄養指導(主に生活習慣病や腎臓病、透析など)を経て
現在はフリーランスとして
奈良「ぱーぷるママ」アプリにて幼児食コラム掲載中
「ワタコレ」妊活イベントにて個別妊活食相談実施
mamanokoサイトにて商品アドバイザー
奈良市育児サークルにて離乳食と産後ママの健康講座開催
PMSとは?
生理前にイライラや憂鬱感を感じた事はありますか?
気持ちの面だけでなく、月経開始の3~10日前から始まるさまざまな心身の不快な症状を、PMS(月経前症候群)といいます。(月経前緊張症とも言います。)
PMSが起こる原因には諸説ありますが、排卵から生理へとホルモンバランスが変化する時、身体はその変化に対応しきれず心身が不安定になり起こるという説が一般的です。
頭痛やむくみ、胸の張りなど、身体と心に現れる症状を合わせると、200以上もあると言われています!
PMSは18歳~40代半ばまでに現れるものとされており、20代では胸の張りなど身体の症状が強く、30代では身体の症状に加えてイライラなどの心の症状に苦しむ女性も多くなります。
生理のある女性は生理周期の中で、エストロゲンとプロゲステロンの主に二つのホルモンに支配されます。エストロゲンは女性らしさを作る美のホルモン。生理後に肌の調子が良くなるのは、このエストロゲンの働きによるものです。
そして、自律神経のバランスを整えたり、気分がよくなる事は、脳の働きにも関係しているそうです。
一方で、プロゲステロンは妊娠を助ける母のホルモン。排卵後は妊娠をしているかもしれない時期なので、着床を助け、体温を高く保つために食欲が増したり、水分を取り込もうとするためにむくみやすくなります。
自分を責めなくても大丈夫
家族に八つ当たりをしてしまったり、振り返ればなんであんなにイライラしていたんだろう?と思う事はありませんか?でも、自分の事を責めないで下さい。
PMSは、女性ホルモンが活発に分泌されている証拠でもあります。
自分のホルモンは正常に働いている、という安心材料にしてほしいと思います。
PMSの時期は自立神経を整えるために運動がおススメです。血流が悪くなりやすい時期ですので、疲労が残らない程度にウオーキングをする、歯磨きの時間はつま先立ちをしてふくらはぎの筋肉を鍛える、デスクワーク時には肩を大きく回す、といった簡単な運動を継続する事でも、むくみや冷えの改善に繋がります。
PMSを緩和する生活習慣
私は、カレンダーにおよその生理前から生理中の期間を記入しています。
家族にも不調のサイクルを知ってもらえた方が気持ちが楽になる感覚がありましたので、「この時期にはこういった症状が出るので、こうしてほしい。」といったように、具体的に伝えておくと異性にも理解してもらい易いと思います。一人で抱えこまずに、「共有して知ってもらう」事が大切かなと思います。
そして、PMSの期間は重大な決断を避けた方が良さそうです。
イライラしたり、集中力が低下しやすいので、いつものような判断が難しい時期と言えます。生理がスタートし、気持ちが落ちついたら改めて考えよう、でOKです。仕事やプライベートの用事は可能な範囲でスケジュール調節をする事で、PMS期間を心地よく過ごして欲しいと思います。
生理前に辛い症状が現れた場合は、まずは手帳に書いてみましょう。
今日はいつもより落ち込みやすかった、普段なら何でもない事に、無性にイライラしてしまったなど、自由に書いてみて下さい。自分ではなかなか解決しない場合は、産婦人科や女性外来で話を聞いてもらうなど、医師からのアドバイスを受けるようにして下さいね。
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日比野 真里奈
管理栄養士
健康運動指導士
妊産婦食アドバイザー
乳幼児食指導士
大量給食施設にて現場管理や管理栄養士業務
高齢者福祉施設で介護予防事業や入所者様の栄養アセスメント業務
病院にて栄養指導(主に生活習慣病や腎臓病、透析など)を経て
現在はフリーランスとして
奈良「ぱーぷるママ」アプリにて幼児食コラム掲載中
「ワタコレ」妊活イベントにて個別妊活食相談実施
mamanokoサイトにて商品アドバイザー
奈良市育児サークルにて離乳食と産後ママの健康講座開催