{ 女性のからだとごはん }2019.12.26
意外にもアメリカでは早産、低出生体重、先天性の乳児疾患が多いそうです。
このことを踏まえ、妊娠、出産前の女性の健康状態を改善する為に生まれた「未来の妊娠を考えながら生活や健康に向き合う」考え方が、日本にも取り入れられて来ています。
「プレ」は前、「コンセプション」は受胎という意味で、受胎前(妊活期か、それよりも前)からママになる女性の健康を考えて行こうという取り組みです。女性だけでなく、パートナーへの知識の提供も大切です。
プレコンセプションケアの主なチェック項目には、
□ 適正体重をキープする(BMI)
□ 葉酸を積極的に摂取
□ 持病と妊娠について知ろう(薬の内服についてなど)
□ 歯のケアをしよう
□ がんのチェックをしよう(乳がん、子宮頸がんなど)
パートナーと共通する項目としては、
□ 禁煙
□ ストレスをため込まない
□ 自分と家族の病気を知っておく
などが挙げられます。女性だけでなく、男性にも、赤ちゃんを迎える前に健康管理をお願いしたいですね。
プレコンセプションケアのチェック項目に、
□ 計画:将来の妊娠・出産をライフプランとして考えてみよう
というものがあります。
最近では、子ども1人、2人、3人持つ為にはいつから妊活を始めたら良いか、妊活を始める時期と子どもを持つことができる率を計算した論文もあります。いつか子どもを持ちたいと考えているけど、今は予定がないといった女性も、「情報」だけは心の片隅に置いておいてほしいと思います。
「気づいた時には妊娠しにくい身体」になっているかもしれないのです。
統計によると、自然な方法で絶対に1人子どもを持ちたいと考えているならば、遅くとも32歳には妊活をスタートしなければなりません。
絶対に2人欲しい場合27歳、3人では23歳からの妊活をするべきだと示しています。
23歳と言えば、仕事に遊びにまっしぐらだった自分を思い浮かべます。
その頃に「結婚」や「妊活」を考えるのは少々難しいと思いますが、
将来ママになるビジョンを誰しも持っておいた方が、後悔する事は少なくて済みそうです。
男女共に、高齢での妊娠出産の場合、妊娠しにくくなる、流産や妊娠中の合併症が増える恐れがあります。子宮は筋肉で出来ていて、その筋肉の中にも酸素や栄養を含んだ血液が流れていますので、筋肉が萎縮して硬くなると経血の排出がうまくいかず、月経痛がひどくなります。
冷えや血流の悪さを放っておくと、将来月経困難症や子宮内膜症、子宮筋腫などに繋がる可能性があります。冬だけでなく、一年を通して女性は身体を冷やさないように心がけましょう。
これを食べるとすぐに妊娠できるといった魔法の食材はありませんが、
毎日の食事は必ず、あなたの身体と将来授かる赤ちゃんを作る為の材料になります。
まずは、1日3食のうちで欠食をしていないか、タンパク質を意識して摂れているか、ジャンクフードに偏っていないかなど、寝る前に振り返る時間を作り、反省点があれば次の日に実践できると良いですね。
しっかりと食事を摂り、適度な運動と質の高い睡眠を心がける事で朝の目覚めが楽になり、疲れにくい、授かりに適した身体に変化して行きます。
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日比野 真里奈
管理栄養士
健康運動指導士
妊産婦食アドバイザー
乳幼児食指導士
大量給食施設にて現場管理や管理栄養士業務
高齢者福祉施設で介護予防事業や入所者様の栄養アセスメント業務
病院にて栄養指導(主に生活習慣病や腎臓病、透析など)を経て
現在はフリーランスとして
奈良「ぱーぷるママ」アプリにて幼児食コラム掲載中
「ワタコレ」妊活イベントにて個別妊活食相談実施
mamanokoサイトにて商品アドバイザー
奈良市育児サークルにて離乳食と産後ママの健康講座開催
アメリカで生まれた「プレコンセプションケア」とは。
「プレコンセプションケア」というワードを聞いた事はありますか?意外にもアメリカでは早産、低出生体重、先天性の乳児疾患が多いそうです。
このことを踏まえ、妊娠、出産前の女性の健康状態を改善する為に生まれた「未来の妊娠を考えながら生活や健康に向き合う」考え方が、日本にも取り入れられて来ています。
「プレ」は前、「コンセプション」は受胎という意味で、受胎前(妊活期か、それよりも前)からママになる女性の健康を考えて行こうという取り組みです。女性だけでなく、パートナーへの知識の提供も大切です。
プレコンセプションケアの主なチェック項目には、
□ 適正体重をキープする(BMI)
□ 葉酸を積極的に摂取
□ 持病と妊娠について知ろう(薬の内服についてなど)
□ 歯のケアをしよう
□ がんのチェックをしよう(乳がん、子宮頸がんなど)
パートナーと共通する項目としては、
□ 禁煙
□ ストレスをため込まない
□ 自分と家族の病気を知っておく
などが挙げられます。女性だけでなく、男性にも、赤ちゃんを迎える前に健康管理をお願いしたいですね。
ライフビジョンを考える
プレコンセプションケアのチェック項目に、
□ 計画:将来の妊娠・出産をライフプランとして考えてみよう
というものがあります。
最近では、子ども1人、2人、3人持つ為にはいつから妊活を始めたら良いか、妊活を始める時期と子どもを持つことができる率を計算した論文もあります。いつか子どもを持ちたいと考えているけど、今は予定がないといった女性も、「情報」だけは心の片隅に置いておいてほしいと思います。
「気づいた時には妊娠しにくい身体」になっているかもしれないのです。
統計によると、自然な方法で絶対に1人子どもを持ちたいと考えているならば、遅くとも32歳には妊活をスタートしなければなりません。
絶対に2人欲しい場合27歳、3人では23歳からの妊活をするべきだと示しています。
23歳と言えば、仕事に遊びにまっしぐらだった自分を思い浮かべます。
その頃に「結婚」や「妊活」を考えるのは少々難しいと思いますが、
将来ママになるビジョンを誰しも持っておいた方が、後悔する事は少なくて済みそうです。
男女共に、高齢での妊娠出産の場合、妊娠しにくくなる、流産や妊娠中の合併症が増える恐れがあります。子宮は筋肉で出来ていて、その筋肉の中にも酸素や栄養を含んだ血液が流れていますので、筋肉が萎縮して硬くなると経血の排出がうまくいかず、月経痛がひどくなります。
冷えや血流の悪さを放っておくと、将来月経困難症や子宮内膜症、子宮筋腫などに繋がる可能性があります。冬だけでなく、一年を通して女性は身体を冷やさないように心がけましょう。
食を整えることは授かりやすさにつながる
これを食べるとすぐに妊娠できるといった魔法の食材はありませんが、
毎日の食事は必ず、あなたの身体と将来授かる赤ちゃんを作る為の材料になります。
まずは、1日3食のうちで欠食をしていないか、タンパク質を意識して摂れているか、ジャンクフードに偏っていないかなど、寝る前に振り返る時間を作り、反省点があれば次の日に実践できると良いですね。
しっかりと食事を摂り、適度な運動と質の高い睡眠を心がける事で朝の目覚めが楽になり、疲れにくい、授かりに適した身体に変化して行きます。
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日比野 真里奈
管理栄養士
健康運動指導士
妊産婦食アドバイザー
乳幼児食指導士
大量給食施設にて現場管理や管理栄養士業務
高齢者福祉施設で介護予防事業や入所者様の栄養アセスメント業務
病院にて栄養指導(主に生活習慣病や腎臓病、透析など)を経て
現在はフリーランスとして
奈良「ぱーぷるママ」アプリにて幼児食コラム掲載中
「ワタコレ」妊活イベントにて個別妊活食相談実施
mamanokoサイトにて商品アドバイザー
奈良市育児サークルにて離乳食と産後ママの健康講座開催