{ 女性のからだとごはん }2020.02.11

つわりの時期の過ごし方

「つわりの原因」


つわりの原因は分かっていない事の方が多いですが、妊娠によるホルモンの分泌が関係しているという説が有力です。妊娠5~6週から始まり、8~11週(3カ月)がつわりのピークと言われています。
食べ物の好みが変わる事が多く、気持ち悪さから酸味や炭酸飲料を好むママもいます。


「マイナートラブルの解消法」


妊娠によるマイナートラブルや戸惑いを感じる方は多いですが、自分で解決できる事もありますのでいくつかをご紹介します。

◆便秘
妊娠すると、妊娠を継続させる黄体ホルモンの分泌量が多くなり、赤ちゃんのためにママの体内の水分を大量に吸収するため腸の水分が減り、便が硬くなってしまいます。また、黄体ホルモンには腸の蠕動運動を抑制してしまう働きも。こまめに水分補給をする事が便秘予防には大切です。
そして、食物繊維の多い豆、海藻、きのこ、根菜、果物を食事に取り入れましょう。ウォーキングなどの気分転換も効果的です。

◆疲労感
妊娠初期は胎盤ができていないので赤ちゃんは不安定な状態です。
しっかりと成長してくれている代わりに、ママはやる気が出ない、1日中眠いといった辛さが出るかもしれません。
可能な限り休みましょう。お仕事をされている方は、休憩時間に少し横になるなど、体制も工夫してみて下さい。息子を妊娠中は正社員で働いていた為、お昼ご飯を食べてすぐに仮眠をとって乗り越えました。

◆食べづわり
空腹感を感じると気持ち悪くなってしまうので、手軽に口に含めるものを準備しておきましょう。ミニトマトは酸味もあり、ミネラルやビタミンを補給できます。果物や一口サンドイッチ、おにぎりや経口ゼリーは手軽に食べる事ができておススメです。
この時期の赤ちゃんは「卵黄嚢」と呼ばれるお弁当を自分で持っているため、あまり栄養の事を考えなくても赤ちゃんは育ちます。
ママ優先でOK!と思うと少し気持ちが楽になりますね。つわりが終わったら、栄養管理をスタートしましょう。

つわりの時には、「できるだけ消化に良いものを選ぶ」「酢や柑橘の酸味をきかせる」「水分を多めにとる」を心がけましょう。
温かいものが気持ち悪い場合は、冷たくしたスープや味噌汁がおススメです。



「妊娠悪阻(にんしんおそ)の場合は病院受診を」

 
 つわりが重症化した状態を妊娠悪阻と呼びます。吐きづわりや食欲不振などによる5㎏以上の体重減少や脱水症状(水が飲めない、おしっこが出ないなど)がみられる場合は、躊躇せず産婦人科を受診しましょう。診断により、点滴や栄養補給の処置を受ける事ができます。
 
 妊娠初期は気持ちが不安定になったり、つわりやだるさで普段の生活に支障が出る事もありますが、このつわりはいつか終わる物と前向きに捉え、自分のペースで過ごしましょう。


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日比野 真里奈

管理栄養士
健康運動指導士
妊産婦食アドバイザー
乳幼児食指導士

大量給食施設にて現場管理や管理栄養士業務
高齢者福祉施設で介護予防事業や入所者様の栄養アセスメント業務
病院にて栄養指導(主に生活習慣病や腎臓病、透析など)を経て
現在はフリーランスとして
奈良「ぱーぷるママ」アプリにて幼児食コラム掲載中
「ワタコレ」妊活イベントにて個別妊活食相談実施
mamanokoサイトにて商品アドバイザー
奈良市育児サークルにて離乳食と産後ママの健康講座開催